シンプルなローグライクダンジョンRPG「だんじょんあどべんちゃーさん」

シンプルだけど奥が深いローグライクダンジョンRPG「だんじょんあどべんちゃーさん」

「さん」とありますが3のことです

1と2のバージョンアップ版とのことで、続編とかではないので今から遊ぶなら「さん」で大丈夫です

操作性はクセがありますが、ローグライクの面白さは確かなので、好きな人ならぜひ遊んでほしいゲームですね

レビュー動画

「だんじょんあどべんちゃーさん」ってこんなゲーム

自動生成されるダンジョンを攻略していく、まぁいわゆる「不思議なダンジョン」系のローグライクRPGです

ストーリーというストーリーは、たぶん・・・ありません（見落としていたらごめんなさい）

では、このゲームの特徴は何か？それは「職業システム」や「スキル装備」「モンスター図鑑」などのやり込みシステムです

職業の数はなんと58種類を超えるとのことです

これはすごい！(笑)

日本を代表するRPG「ドラゴンクエスト」の転職システムがあるナンバリングでも、だいたいは８～１０種類が限度じゃないでしょうか？

また、職業をマスターしていくと「スキル」を集めることが出来るのですが、その数なんと500種類以上！

さて、このゲームのやり込み具合がどれほどかお分かりいただけたでしょうか？(笑)

もちろん、ダンジョンの難易度も幅広く用意されていて、ローグライクが得意な人ならドンドン進めていけて、あまり得意じゃない人でも職業をマスターしていくことで、自分のペースで進めていけます

少し操作が難しい点は後述するとして、ちゃんとチュートリアルも用意されているので、遊んでいると少しずつ慣れていくと思います

キャラクターグラフィックも好みのものに変更出来るので、職業に合ったグラフィックを見つけて遊ぶのも面白いですね！

やっぱりメインは職業システム

ただダンジョンに潜るだけのゲームではない「だんじょんあどべんちゃーさん」

やはり魅力の１つは「職業」システムです

一次職、二次職、三次職、四次職・・・と、段階的に職業が用意されていて、かなり多くの種類があることが分かります

プレイヤーは最初「冒険者」である一次職からスタートします

二次職の「戦士」「バックパッカー」「魔法使い」「盗賊」「モンスターテイマー」「一般人」の６つは好きな職業を選んで転職が出来ます

それぞれに職業レベルというものがあり、レベルが上がる毎に「スキル」というものを入手します

MAXまで上げるとその職業はマスターしたとされ、関係している上位職の開放がされていきます

どの職業も、職業ごとに特徴が大きく違い、例えば「戦士」であればよくある「力や体力、守り」などの成長率があがるというものですが、「バックパッカー」の場合は「持ち物を多く持てるようになる」というものになります

「料理人」や「魔導士」「戦闘員」「侍」「グラップラー」など、種類が多く、その上それぞれの特徴が大きく違う為、やり込み系が好きな人からするとかなり楽しめる内容となっています

しかも、入手した「スキル」を装備することで、自分好みのキャラクターを作ることが出来るので、職業をマスターすればするほど、育成の幅は広がっていきます（装備出来るスキルの数には上限があります）

他にも「モンスターコレクション」「アイテムコレクション」「調薬レシピ」「料理レシピ」など、コレクション要素が多い上に、「攻略実績」まで用意されています

もう本当にやり込みの為のローグライクRPGと言えるかも知れません(笑)

シンプルだからこそ向き不向きがある

さて、この「だんじょんあどべんちゃーさん」ですが、ゲーム自体はすごくシンプルです

ゲーム画面もダンジョン前の準備シーンとダンジョン内と大きく分けて２場面だけですし、派手な演出などで盛り上がるようなタイプではありません

操作もバーチャルパッドで用意されている各ボタンを押して、ひたすらダンジョンを進んでいくだけになります

このバーチャルパッドが、シンプルである反面、慣れるまで使いこなせないという「プレイヤー選び」がある気がします（もちろん私の所感です）

ローグライクなので、上下左右斜めキーは直観的に理解しやすい為、ここは問題ないと思います

その周囲に並んでいるアイコンが、操作キーより小さい為、押しづらいことに加え、どのアイコンが何なのかを覚えるまで使いづらいという点が、素直な最初の感想です

もちろん、それぞれのアイコンはローグライク系にとって必要なものばかりです

ただ、メニューボタンはこれとは別に右上に用意されていて、頻繁に押すことが多い為、例えば「マップのON/OFF」や「キー配置移動」などは、メニュー内に入れてしまっても良かったかなぁ？と思います

むしろ、メニューボタンは操作キーのすぐそばに置いて欲しかった！（戻るボタンも同様）

とまぁ、操作の慣れによって解決する問題かも知れませんので、感触は人それぞれですが、この点においてはプレイヤーを選ぶだろうなぁと思ったのが率直な感想です

あ、あと通路に入った１マス目って、だいたいのローグライク系だと部屋との接点は正面のみですが、このゲームでは斜めも接点になっている為、通路に逃げ込んでも１マス目だと3体から攻撃を受けてしまいます

複数の敵を１体ずつ相手にしたい場合、通路２マス目まで逃げ込んで迎え撃つことをオススメします

とは言え、「やり込み系ローグライクRPG」としてはシンプルで面白いので、オフラインで遊べるやり込み系ローグライクをお探しなら、一度は遊んでみてはいかがでしょうか？

「だんじょんあどべんちゃーさん」総合評価

制作者情報

制作者：OyFyBy

個人で製作されてらっしゃるのかな？詳細が分からないのですが、ダンジョンゲームを配信している制作者様です。

レビューに対してもしっかりと対応されていて、とても好印象です。

今後も新作が配信される可能性もあるので、今回のゲームが気に入った方は要チェックです！