なかなか珍しい埼玉県「行田市」がリリースしているスマホゲームです
「和風ファンタジーRPG」と世界観はファンタジーですがゲーム中には色々とリアルの行田市と連携している部分があり、ゲームだけではなく市のアピールとしても上手く組み込めているのが素晴らしいですね
今回はゲーム部分とアピール部分でのレビューしていこうと思います
それでは和風ファンタジーRPG「言な絶えそね -行田創生RPG-」とはどんなゲームなのか?
言な絶えそね -行田創生RPG- とは?
android/iPhone用のスマホゲーム、和風ファンタジーRPG「言な絶えそね -行田創生RPG-」です。
「忍城の城下町からはじまる壮大な物語。少年と少女の切ない恋の物語。」
おおまかなゲーム説明
主人公である町の鍛冶屋「銀古(ぎんこ)」と薬師「佐杏(さきょう)」、記憶を無くした美女「レン」達が妖魔と戦っていくオーソドックスなRPG
なによりの特徴は、実在する「行田市」をアピール出来ている点で名物や施設、実際に使えるクーポン券などが手に入るところ!これは画期的!
同じコンセプトで前作(繋がりはない)もあったようなのでご存じの方もいるかも知れませんね
メインキャラクターの台詞はフルボイスと言う贅沢振りで、声優さんも感情や演じ方が上手で遊んでても楽しめます!
しかし!全体としていいところばかりではありません!
今回は「ゲームとして」の部分は少し辛口でいきますが、ここさえ完璧なら文句なしの「新しい可能性」が見えるアプリになるのになぁと言う残念な気持ちを込めてお伝えします!
「RPGゲームとして」の言な絶えそね
まずゲームとしてですが、RPGとして見たら結構いい出来映えだと思います
キャラクターのイラストもいいですね!表情も細かく変化があり、ボイスがあるのでキャラが引き立ちます
テキストもキャラそれぞれがしっかりとしていて、性格や態度なども伝わりますし
ストーリーも展開がとても面白くボリュームがあるので、ついつい先が気になるRPGだと思います
しかし、操作性の悪さを含め少し粗が目立ちますね(笑)
まず、イベント中に次のアクションをプレイヤーがタップしないと進まないところは結構致命的です
例えば、オープニングはある村人が集まってる村人のところに歩いて近づき、「近頃蓮が増えた」と言う会話をするところから始まるのですが
村人が所定の位置に着いた後、プレイヤーが画面をタップしなければずっと待機してる状態です
イベントシーンなんかでは会話送りはタップして進めますが、キャラの移動やアクションもタップしないと進まない為、ゲームが止まったのか?と思ってしまいます
これはRPGとしては結構ストレスになる点かな?と感じましたね
あと、十字キーとボタンの配置です
片手用と両手用と設定で変えられる辺りはユーザビリティを考えてる良い点ですが、両手用だと左に十字キー、右に決定の方がやりやすいはずです
しかし、このゲームの両手用はただ真ん中に配置が移るだけの仕様
まぁ操作出来ないわけではないのですが、動かしにくいのは確かです
他にも、戦闘時の操作で戦うを選んだ後「行動するキャラクターを選ぶ」動作が1つ多く入ってます
ターン制のRPGなので全員が行動するのを前提として、先頭のキャラから順番に選べるようにしても良かったのでは?
まだまだ細かい点をあげると・・・
- 道具を買う時1つずつしか買えない
- 場面が切り替わってすぐにセリフイベントが入ると食い気味に喋りだす
- 移動していると微妙に細かい描画のズレがあり違和感を感じる
- アビリティを手に入れた時の装備がわかりにくい
- 戦闘のクリティカル演出まで3倍スピードになっててチラリズム
とまぁ、細かく言うと他にもたくさんあります(笑)
が!ここまで良くない評価を並べて言うのもアレですが、「内容は結構面白い」です(笑)
私がいつも言うように「内容が面白ければ」カバーできる範囲なのでRPGとして楽しめます!(たぶんクリアまで遊びそうな勢いです!)
セーブした後に次にどこへ向かえばいいか教えてくれるシステムも助かりますし、それを「神の声」みたいな感じで表現するのも、どこか世界観的にマッチしています
あと、「赤い宝箱」は伝説の武具が入っていて開けると強敵とバトルがあったり、GPSを使ってリアルの行田市と連動する事で最強クラスの装備を集めることができたり、意外とやり込み要素は多くみられます
ダメな部分と良い部分がハッキリしてるので、快適さや演出を大切にするタイプの人には向いていないと言えますが、ストーリーや世界観を大切にするタイプの人にはオススメできる珍しいゲームですね
「市のアピールとして」の言な絶えそね
正直「行田市」と言う市があったことも知らなかったし、そこがどこにあるのかも分からなかった(今はGoogleMapで調べました)
そんな私でも「行田市に行ってみたい!そして行ってアプリで遊んでみたい!」となっています(笑)
名産や歴史背景、名所など行田市の魅力がとても上手に「和風ファンタジーRPG」に組み込まれていて、遊んでいて自然と情報が入ってきます
個人的にオススメなのは、行田村にある銀行ですね(笑)
GoogleMapで調べてみたら行田市駅からちょうど真南あたりに「武蔵野銀行行田支店」「埼玉りそな銀行行田支店」「埼玉縣信用金庫行田支店」の3店舗が存在するのですが、この3つの銀行がゲーム内の行田村にもあります!しかも狙ってか偶然か、銀行の並び順まで同じなんですよね(笑)
もし住んでたら「俺いつも武蔵野だから武蔵野に預けよう」とか私生活も反映できたり、実際にこの銀行前に行くと「あぁ、行田村だとここにセーブポイントあるな」とかって気持ちになれますね!
他にも、実際の店舗で使えるクーポン券をゲーム内で手に入れる事ができます!
パン屋だったりレストランだったり、猫カフェもありましたよ!
とにかく、せっかく手に入ったクーポン券があるなら少し行ってみたくなりますよね?
このあたりは特に上手く連携してるなぁと関心したポイントです
あと、GPSで実際の場所とゲーム内でリンクすることで紋章が手に入り、それをゲーム内で武器やアイテムと交換出来たり、実際の観光スポットをゲーム内のキャラが案内してくれたり
行田市をより楽しく観光できるように考えられてるのは、さすがだなぁと思います
正直、全国の市町村でこういう取り組みすればいいのにって思っています(笑)
もう少しだけプレイ
何故か主人公の銀古がモテる設定なのはお約束(笑)
記憶を無くした謎のツンデレ少女「レン」と忍城(おしじょう)の姫である剣術に長けた「甲斐姫」が、それぞれ可愛さをアピールしてくれます!
あなたはどちら派でしょうか?私は「甲斐姫」派ですね!
あと、たぶん実際の市の配置とゲーム内の配置が似ているような気もします(これも偶然なのかはわかりませんが・・・)
このように、リアルとゲームとを繋ぐ仕組みがたくさんあり、実際の「行田市」に興味や魅力を感じられる点は、他のスマホゲームにはない魅力の1つではないでしょうか
2019年3月にクリアしました!
最後までクリアしました!とても楽しかったです!
ほぼフルボイス(たまにバグか何かで喋らない)でストーリーもしっかりとしていたし、各キャラクター最強の装備や寄り道しないと見つけられない場所などもあり、ボリュームとしては十分過ぎる程
個人的にはエンディングをもう少し掘り下げてくれても良かったかなぁって(たぶん進め方でエンディングが変わると思います)
バグや操作性に難アリですが、私のように慣れてしまったらそれほど問題を感じないような方でしたらとても楽しめるRPGだと思いますので、ぜひ!
その他の画像
今回のまとめ!
残念ポイント
- 記事内に書いたRPGとしてみた時の欠点
- 実際、私が行田市に気軽に行けないこと(笑)
おすすめポイント
- 世界観やキャラクター、ストーリーが魅力的
- キャラクターボイスもGOOD
- 実際の行田市アピールがしっかりと出来ている
- ゲームを通じてリアルの行田市に魅力を感じる
- オーソドックスなRPGとして楽しめる人におすすめ
しじみから一言
今回レビューしたのはandroid/iPhone用スマホゲーム、和風ファンタジーRPG「言な絶えそね -行田創生RPG-」でした!面白そうだなと思った方は是非遊んでみてね!
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