色々なカエル達が集まる一風変わったRPG
カエルが住人の世界で戦うちょっと変わったRPGです
RPGなんですが、バトルがコマンド形式やアクションではなく、移動して攻撃を当てるというなかなか珍しい戦闘形式
海外のゲームなので言葉は全て英語ですが、ゲーム性がハッキリとしてるので英語が分からなくてもある程度遊べてしまいます
結構単純なのにハマってしまうシステムと世界観は素晴らしい!
今回は「Kerohiro the Flag Bearer」のレビューです
おもしろポイント
ドット絵とBGMはレトロ感があるちょっと変わったRPG
Kerohiro the Flag Bearer はこんなゲーム
鎧を着て旗を掲げるカエルが主人公のRPGです
住人が全てカエルという独特な世界観と、その世界観を表現するドット絵、軽快でポップなBGMはなかなかクセになります
RPGなのでレベルなどもありますが、ちょっと変わってるのは「バトルシステム」
アクションのようにも感じますが、特に大きなアクションを行うわけでもないので、アクションとは言えないような・・・そんな珍しいタイプのRPGですね
言葉は全て英語ですが、なんとなく分かる人なら普通に遊べる程度の文章なので、英語の勉強がてらに遊んでみるのもいいかも知れません
BGMが結構耳に残るほど、いい感じなのでついつい遊んでしまいたくなる作品です
おすすめポイント
あまり操作することがないアクションという一風変わったバトルシステム
背後をいかに取るかが攻略のカギ
さて、ちょっと変わった「バトルシステム」ですが、基本的にゲームは会話パートを読み進めてステージクリアして、また会話パートを進めるという流れ
フィールドなどはなく、ステージもマップ上にたくさん増えていき、選択してバトルに移るという感じなので、RPGと言ってもレベルやストーリーなどがある程度です
バトルはステージ毎に決まった広さのマップで、プレイヤーパーティーと敵パーティーが自由に移動します
プレイヤーが敵のパーティーに近づくと自動で攻撃するので、敵にダメージを与えて撃破していきます。マップ上の全ての敵を撃破するとそのステージはクリアです
しかし、ただ近づくだけでクリアできる程甘くない仕様が、このゲームの戦略性を高めてくれます
まず、移動は上下左右の直線のみで、常に前進します。これは敵も味方も同じです
そして、敵への攻撃はキャラクターによって射程が変わってきます。弓を装備したカエルの場合、ある程度離れていても進行方向に敵がいれば自動で矢を飛ばして攻撃します。けれど剣を装備したカエルの場合、接近しないと攻撃できません
これは敵も同様です。矢や毒を飛ばす敵は遠距離からでも、進行方向にプレイヤーがいれば攻撃してきます。近づくと剣や体当たりで攻撃してくる敵もいます
つまり、正面同士でぶつかるとお互いダメージを負うということです
ここで唯一敵からの反撃を受けない方向、それは「背後」からの攻撃ですね。この「Kerohiro」の基本的な攻撃は「敵の背後から」攻撃をするということが重要です
ただ、1つのパーティーの背後を取るだけなら簡単なのですが、敵はいくつものパーティーが自由に徘徊しています。1つのパーティーの背後を追いかけていると、左右から敵が攻撃してくることが多々あります
それをいかに回避し、一番倒せそうな敵を見つけて背後を取るのが「Kerohiro」のバトルの面白いところ
もう一つあげると、敵よりも移動スピードが若干速いんですね、プレイヤーパーティーって。なので、ずーっと後ろを取れるわけではなく、追い越してしまうんです
さらに敵はランダムで向きを変えて移動してくるので、急に戻ってくることもあれば、左右に向きを変えることが多いのです
なので後ろをとっても安心できないので、常に周囲の敵の動きを意識しながら、危なければその場を退避し、一度体勢を立て直す場面があったりと、なかなか忙しいゲームです(笑)
ただ、1点残念な点としては「移動スピードが遅い」ということ。加速とかがないので、せっかちな人はちょっと向いていないかも知れません
プレイヤーパーティーは初期で3人まで組めます。お金を払ってアンロックすれば4人、5人と増やせます
キャラクターの順番を自由に組むことができるのですが、先頭にいるキャラは敵を倒しつづけると溜まっていくゲージが満タンになると「スキル」が自動発動します
例えば矢を装備したカエルなら、周囲に矢を放つ「Arrow Rain」というスキルが発動します
キャラクターはストーリーが進むと増えていくので、色々なキャラクターを先頭にして試してみましょう
敵を倒すとお金や薬草、ポーションなどを落とすことがあるので、忘れずに入手しましょう。回復系の場合はパーティー内で消費しているHPを回復してくれるので、バトルが有利になります
おもしろポイント
背後を取りつつ、敵の攻撃範囲に入らないように動き回るところ
酒場で情報をもらうとクエストステージも
ストーリーは会話パートで進んでいき、一通り終わるとマップ画面に移ります
ここではメニューでパーティー編成やパネル装備、鍛冶屋や酒場を選べます
パーティー編成は仲間になったキャラクターの中からどのキャラクターでバトルに挑むかを編成できる項目です。ステータスなども見れるので、敵を倒してレベルをあげていきましょう
パネル装備は、画面のようなマスの中に入手したパネルをパズルのようにはめていくことで、ステータス補助を受けることができます。宝石は対応した色のステータスを数値分アップするもので、上下左右4色ついたパネルは隣り合うパネルが同じ色の場合、その色に書かれた数値の合計値がステータスに追加されます
パネルや宝石を集めて、パーティー強化をしていくのも楽しいですね
鍛冶屋では、お金を支払うと武器、防具のレベルを上げることができるので、お金に余裕があれば積極的にレベルをあげていきましょう
酒場では、たくさんの酒飲みカエルが集います。客のカエルをタップすると、会話文(英語)が表示されます。が、中にはクエストを依頼してくるカエルもいます
依頼といっても、クエスト報酬などはなく単純に「新しいステージ」が解放されるだけですが、経験値やお金も稼げるし、ステージによってはクリア後にお得なことがあったりするので、できるだけ攻略していきたいところ
おすすめポイント
メインストーリー以外にサブのイベントもたくさんある
もう少し遊ぶとこんな感じ
パネルのシステムは結構面白いですよね
組み合わせによって強さが変わるので色々と試してみたくなります
一言で説明すると「後ろから攻撃していく」というゲームなんですが、意外と遊んでみると周囲の敵の動きなどで簡単にはいかず、奥深いバトルが楽しめます
仲間になるキャラクターも個性的なキャラが多く、仲間に入ったキャラクターをどう活かすかによって、パーティーの組み方も変わってくるのでここも面白いポイントですね
システムやゲーム性もしっかりと完成しているので、ゲームとしてはとても完成度は高いと感じます。ドット絵が好きな方や、のんびりとRPGを楽しみたい人ならピッタリのゲームです
ただ英語なので、ちょっと英語が分かる人ならストーリーも楽しめますが、まったく分からない人は雰囲気重視でプレイしましょう
おもしろポイント
総じて完成度の高い、独特なRPGとして仕上がっている
Kerohiro the Flag Bearer のレビューまとめ
Goodポイント
- ドット絵とBGMはレトロ感があるちょっと変わったRPG
- メインストーリー以外にサブのイベントもたくさんある
- 総じて完成度の高い、独特なRPGとして仕上がっている
Badポイント
- マップでの移動速度がちょっと遅く感じるところ
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