前作から更にパワーアップして帰ってきたレトロRPG
前作「ムーンティアーズ」もかなりの良作でした（クリアまで遊びました）が、今作も序盤からなかなか物語の展開が面白いです
※2021/7/30追記・・・全クリしましたー！記事の最後にクリアの感想も簡単に書いております。
登場キャラも魅力的なキャラばかりで、セリフ一つ一つが生きている気がします
・昔懐かしいRPGを探している人
・前作「ムーンティアーズ」をクリアしている人
・ドット絵RPGが好きな人
レビュー動画
「ムーンティアーズII」ってこんなゲーム
今回もイベントシーンの「挿絵」のような１枚グラフィックが豊富に盛り込まれています。こちらはオープニングからのワンシーン
ある王国の王女が城から逃げ出すシーンから物語は始まります
攻めてきたのは「ドルナーガ軍」と呼ばれる軍隊
どうやら今回の敵側はこの「ドルナーガ」という国のようですね
今のところは、よくある王道な展開のようにも思えます。でも、この「王道な展開」があるからこそRPGらしい雰囲気が出てくるんですよね～
何気に上の画像、遠くに映るお城の表現など、2Dドット絵だけど3Dの意識もちらほら見えます。オープニングの王女のシーンも3Dと2Dを合わせたCGでしたね
イラストのカットもそうですが、2Dだけでは補完しきれない情景をさりげなくカバーしてくれている気はしますね
一方、こちらはどうやら主人公となる「デニス」と相棒の「アミル」のシーン
この２人、背景が謎に包まれているのですが、王女と共に行動するようになってから徐々にその背景が見えてきます
王国の王女様とそのお付きの方なので、何でも屋だろうと素性の怪しい人物に姫を任せることは出来ないということだそうです。（う～む、そりゃそうだ）
しかし、この素性は２人にとってあまり知られたくない過去のようです・・・一体何があったというのか・・・滅ぼされてしまった国の元兵士という経歴・・・
そして、王女の護衛を引き受ける二人。そして、ここから物語は大きく展開していきます
このストーリーの流れ方や、デニスとアミルの二人が周りの民から厚い信頼を得ている描写など、細かい心情が見えてくるテキストなどは、個人的にはかなり評価が高いポイントだと思います
やはりRPGは、登場人物などの人柄などが伝わるように出来ていると、プレイしていて楽しくハマっていくと思うんですよね～
操作性は少し難だがゲーム性はかなり面白い
操作をするのはこの画面下半分にある「バーチャルパッド」
これは賛否分かれると思うので、どちらが良いかという話ではありませんが、個人的には少し操作性に難はあるかなぁ？って感じです
でも、急いで操作を入力する必要があるわけではないし、ゲーム側からも要求されることがないので、ゆっくり落ち着いて操作すれば、それほどストレスになるわけでもないですね
今回の戦闘もサイドビュー方式のターン制バトルです
今回は「魔法」という存在は特殊な扱いがされているので、デニス達は使えません。その代わり「スキル」という技を覚えることが出来ます。そのスキルはレベルアップでも覚えていくのですが、本などのアイテムを使用することでも覚えていきます
街や洞窟など、探索を怠らないことも大切になってくるということですね
サウンドもシーン毎にちゃんと用意されていて、どれも素敵な楽曲でプレイすることが出来ます（作者様のYouTubeチャンネル内にBGMが聴ける動画があるようなので、ぜひ！）
しかも今作では、「強くてニューゲーム」を採用していたり、エンディングがマルチエンディング仕様とのことなので、周回プレイで楽しめるのは嬉しいところ！
全てのエンディングを見ようと思った時に、強くてニューゲームがあるとどれだけ嬉しいか・・・(笑)
「ムーンティアーズII」総合評価
ストーリー性：
操作性：
グラフィック：
サウンド：
オリジナリティ：
ハマリ度：
一人でじっくりとRPGにハマりたいという人には
シリーズ通してプレイしていただきたい！
制作者情報
制作者：STUDIO TEAR（公式HP）
既にご紹介していますが、「ムーンティアーズ」の続編となっております
今作はまだレビュー用のプレイまでしかしておりませんが、これからじっくりプレイしていこうと思います～
製作者さんとしては、趣味で個人制作されてらっしゃるとのことですが、個人でここまでしっかりと作れることに驚きですし、もっと別の作品を遊んでみたいと思えますよね
このレビュー記事を読んで気になった方はぜひ遊んでみてください
クリア後の感想
という事で、クリアしましたー！！
少しずつ進めてたので総プレイ時間はハッキリ分かりませんが、適度な長さだった印象です
画像はネタバレは避けるように、当たり障りない箇所を載せています
いやー、いいお話でした！
実は作者様より、前作「ムーンティアーズ」の記事にコメントいただき、そこで「世間が大変な時だからこそ、こんな物語を届けたいという思いです。」とおっしゃっておりました
この言葉がしっかりと伝わるエンディングだったと思います
一人でも多くの方にこのゲームを遊んでいただきたいと思い、今加筆しているところです
ストーリーに関しては敢えてここでは触れません
ぜひプレイして楽しんでみてください！
ここからは、ちょっとだけプレイヤーとしての感想です
後半にかけて、ダメージのインフレ（特にプレイヤー側の攻撃）がかなり大きく、パワープレイで切り抜ける印象がありました
これはこれで爽快ですが、ストーリーはすごく魅力的なので、戦闘バランスにおいてかなり調整されれば、もっとやりごたえのあるRPGとして遊べるだろうなぁと思います
とは言え、今のままでもとても面白いので、気になった方はぜひプレイしてみてください！
そして、クリア後ですが、意外な展開で２週目をプレイすることになります
いわゆる「強くてニューゲーム」と呼ばれる周回プレイになるのですが、どうやら物語が若干変わった「もう一つの物語」を楽しめるとのこと
なので、私は２週目もゆっくりとクリアすることにしました！今からとても楽しみです！
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